活動紹介−思いつくまま・・
【07.09.18】最近観た映画2本
シッコ:sicko=マイケル・ムーア監督
シッコとは「ビヨーキ」というような意味らしい。アメリカの医療情勢はまさにビョーキの末期の様相である。生活保護のような一部を除いて、国民皆保険はなく、経済的な条件に合わせて民間の保険に入るが、どこまでを保険適応とするかは保険会社の意のまま。顧問の医者は、却下の件数が多ければ多いほどボーナスが出る。ムーア監督は、イギリス・フランスと取材をするが、窓口は無料かごくわずかで治療が受けられることに驚きを隠せない。9・11で「じん肺」となった患者を連れて、共産国の「宿敵」キューバへ。そこで患者たちが体験する医療とは・・・
来年から後期高齢者医療が始まる日本国民は、必見である。
水になった村:大西暢夫監督
タイトルどおり、徳山村が舞台。3500億円の膨大なコンクリートの壁に阻まれ、湖水の下に沈んだ村では、こんな物語があったのだ。大上段に構えるのでなく、淡々と徳山のジジババを撮る。そんな素朴な映像がかえって切ない。私が観にいったときは、ちょうど休日でもあり、館内は満員のお客さんだった。
映像を見ながら笑いや、おしゃべりが聞こえた。そして、最後まで住み続けた徳田さんの家が重機で壊されるときは、会場からすすり泣く声があった。きっと今でもあの水の下の村に思いを寄せる人たちだろう。
構想から50年、なぜ徳山ダムを作らなければいけなかったのか?なぜ、中止ができなかったのか?今も悔いが残る。

